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suzuri(スズリ)は、オリジナルグッズやアイテムを簡単に作成し販売することができるアプリです。suzuriについて、その機能や特徴、運営会社について解説します。
また、suzuriの評判と実際に使ってみての感想についても紹介します。
suzuri(スズリ)とは?
suzuriの機能や特徴、運営会社について解説します。
suzuri(スズリ)とは?
suzuriは、画像をアップロードするだけでその画像がプリントされたグッズが作成され販売することができるアプリです。イラストレーターやデザイナー等のクリエイターがオリジナル商品を販売するために使用されています。
とにかく手軽にグッズの作成、販売ができ、1個からでも始められるので、登録クリエイター数は73万人を超えています。初期費用や月額料金など利用にあたっての料金は一切不要で、グッズが売れると売り上げはクリエイターとsuzuriに入ります。
suzuri(スズリ)の特徴、できること
suzuriは0円から始められます。利用にあたっての料金は一切不要で、売れれば売り上げの一部がsuzuriに入るシステムになっているので、グッズが売れてはじめて費用がかかることになります。
グッズの販売価格は、suzuriが決めている「原価」にクリエイターが決めた「トリブン」を加えた値となります。グッズが売れれば「原価」はsuzuriに、「トリブン」はクリエイターに入る仕組みです。
クリエイターがしなければならないのは画像のアップロードだけで、その後のグッズの作成から販売、発送などはsuzuriが行います。よって、クリエイターが在庫を抱えたりといったランニングコストもかかりません。
suzuriで作成したアイテムの著作権はクリエイターに帰属します。そのため、suzuriからダウンロード可能な画像はクリエイターが自由に利用できるので、SNSなどでの利用することができます。
SUZURIではSNS経由でアイテムが売れることが多くなっています。SUZURIでよく作られているアイテムは、Tシャツ、スマホケース、パーカー、グラスなどです。
それらのほかにも、キャップ、ハット、バッグ、ステッカーなどがあります。SUZURIにはリクエスト機能があります。
この機能は、たとえば、キャップを探していたところ気に入ったデザインのものが無かったが、Tシャツにプリントされたデザインが気に入った。そのような場合に、クリエイターにTシャツのデザインでキャップの作成をリクエストするというものです。
2024年6月から開始が予定されている機能がタクラミです。これは、クリエイターが企画の内容、金額、受付人数、納品までの日数など(タクラミ、企み)を設定、募集し、応募に対して納品するというものです。
タクラミはクリエイターの作品を届ける場所をつくるために追加される機能です。その他、胸を射抜かれたアイテムに出会ったときにつける「ズッキュン」、お気に入りのアイテムを選んで集めておくフォルダ「オモイデ」など、ユニークな名前の機能があります。
suzuri(スズリ)の運営会社
オリジナルアイテムの作成、販売ができるSUZURIですが、これを運営しているのはGMOペパボ株式会社です。GMOペパボ株式会社は、さまざまなインターネットサービスを展開している東証スタンダード上場企業です。
主なサービスには、オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」のほかに、個人向けレンタルサーバー「ロリポップ!」、ハンドメイドマーケット「minne」、ECサイト構築サービス「カラーミーショップ」などがあります。会社の創業は2003年で、個人向けレンタルサーバー「ロリポップ!レンタルサーバー」を運営する有限会社paperboy&co.としてスタートしました。
現在の社名の「ペパボ」は創業時の社名の「paperboy、ペーパーボーイ」から来ています。paperboyは創業者が新聞奨学生であったところに由来します。
有限会社paperboy&co.は、東証プライム上場のGMOインターネットグループ株式会社の子会社となった後に、GMOペパボ株式会社となりました。「もっとおもしろくできる」という企業理念のもと、おもしろいサービスを作り企画を考え、社員も仕事を楽しむことをモットーにしている会社です。
suzuri(スズリ)の評判
suzuriユーザーの評判について、メリット、デメリットに分けて引用します。
メリット
・初期費用がかからない
suzuriで利用者がしなければならないのは、画像をアップロードするだけです。登録料や利用料といった費用は一切かかりません。
商品が売れて初めて売り上げをsuzuriと利用者で分けるシステムなので、売り上げがないうちはsuzuriへの支払いは生じません。
・在庫を抱えなくていい
suzuriではTシャツやキャップなど扱っているグッズが決まっていて、それにクリエイターがアップロードしたデザインをプリントして販売されます。グッズへのプリントは購入注文があってからされるので、在庫を持つ必要はありません。
・赤字になるリスクが無い
在庫を持つ必要がないということは仕入れがないので、仕入れ額が商品販売額を上回っている時期はなく、つまりは赤字の時期はありません。
・モール型のオンラインショップなので集客が不安な人にピッタリ
suzuriはモール型のオンラインショップとなっています。たとえば、Tシャツであれば、自分の商品だけでなく他の人がデザインしたものも同一ページにたくさん表示されます。
suzuriには、量販店では売られていないオリジナルを購入しようと訪れるので、自分がデザインした商品だけでは集客に不安があっても、多くの人に見られることになります。
・YouTubeのチャンネルと連動できる
suzuriはYouTubeから連携可能なECプラットフォームとされています。ですから、収益化の条件を満たしているYouTubeチャンネルであれば、suzuriの表示が許されます。
suzuriのようにYouTubeから扱われているプラットフォームは多くはなく、suzuri のほかには、Shopify、Spreadshop、Springなどがあります。
デメリット
・なかなか売れない
Suzuriでは、クリエイターはTシャツやスマホケースといったアイテムにプリントする画像をアップロードするだけです。アイテムの種類は50種類を超える程度となっており、ベースは決まっています。
ベースが決まっているものに、各クリエイターがデザインした画像をプリントして販売されるので、他と差別化されたものでないと選ばれて購入されることはありません。
・品質管理ができない
Suzuriのアイテムは現在のところ50種類を超える程度で、これらにクリエイターがアップロードした画像がプリントされて販売されます。クリエイターは画像以外には関わることはなく、アイテムの品質はSuzuriサイドが決めた内容によります。
クリエイターはアイテムについて、画像以外の品質管理はできません。
・受注生産なので購入者に届くまでに時間がかかる
Suzuriはアイテム購入者からの注文があってからプリント、発送が行われます。このシステムにより、クリエイターは在庫を持たなくて済み、仕入れ費用は不要となります。
一方、購入の注文があってからプリントし、発送されるので、ほかのECサイトよりも時間がかかる傾向があります。そのため、すぐに商品を手に入れたい人からは敬遠されます。
・割高になり利益率が低くなる
Suzuriの販売価格の設定方法は、Suzuriが設定している各アイテムの価格(「原価」という。)にクリエイターの儲け(「トリブン」という。)を加えた価格となります。クリエイターはトリブンを最大5,000円の範囲で任意に決めることができます。
任意といっても売ろうと思えば、販売価格はあまり高くは設定できません。「原価」はSuzuriが決めているので、販売価格を抑えるには「トリブン」を下げるしかなく、その結果、利益率が低くなる傾向にあります。
suzuri(スズリ)を実際に使ってみた
suzuriを実際に使ってみたところの感想は、操作が簡単であるということです。画像ファイルを用意してアップロードするだけで、商品画像が出来上がり販売できる状態になります。
以下は、suzuriに富士山の画像をアップロードし、販売するアイテムとしてTシャツを選択してみた画像です。操作は非常に簡単です。
suzuriでの操作が終われば、後はYouTubeと連携させたりSNSに投稿するなどして、売り方を考えていくことになります。登録費用、初期費用、月額費用などは一切かからないので、誰でも手軽に始められます。
まとめ
オリジナルのグッズやアイテムを簡単に作成し販売できるECサイト、suzuri(スズリ)について解説してきました。suzuriはGMOペパボが運営しているECサイトで、70万人を超えるクリエイターが登録しています。
画像さえ用意すれば50種を超えるアイテムに画像をプリントし販売ができます。注文があってからアイテムのプリント、販売が行われるシステムで、事前に費用は一切発生しません。
suzuriは、売れるまで費用はかからないこと、在庫を持たなくてよいこと、などがメリットとされていますが、売れにくいとか、利益率が小さいといったデメリットをあがる人もいます。
suzuriは実際に使ってみると、本当に簡単にオリジナルアイテムができます。売れるまで費用はかかりませんので、リスクなく試すことができます。